下水道未来構想研究所

研究所の目標

研究所の目指すもの

日本の下水処理場2,144か所のうち、現有施設規模3,000m3/日以下の小規模処理場は50%を占めています。これらは、ここ10年以内に、大規模な機械電機設備の更新を控えているものが大部分ですが、地方部の急激な人口減少のため、更新費用はおろか、運転経費も下水使用料で賄えていません。

地方の小規模な自治体でも、下水道は必須の生活インフラですが、その存続が危ぶまれているのです。

一方、大規模な下水道も、施設の大規模更新の時期を迎え、カーボンニュートラルや資源回収といった、新しい下水道の役割にコミットしていくことが求められていますが、長期的な道のりは、十分明らかになっておりません。

下水道未来構想研究所では、小規模および大規模下水道の存続のため、運転経費の大幅な削減や、長期的な下水道の在り方などを研究し、その成果を広く発信していきます。